レトロフリークを買ったよ

 

 


 すべてのおっさんたちにこの楽しさを伝えたい。


 前回のつづき。僕が買った今世代機はレトロフリークでした。レトロフリークをわかりやすく説明すると、押し入れにしまいこんだファミカセが居間のテレビで遊べるようになる装置です。対応機種はFC、SFC、MD、GB、GBCGBA、PCE辺り。


 我が家は実機環境がそれなりにあるんですけど、ファミコンはさすがに厳しくて。鈍器河底撈魚辺りで買ったFC互換機は使い勝手がイマイチだったので、今回レトロフリーク購入に踏み切ったわけですが。


 いやほんとこれスゲー楽しい!


 何が楽しいって、ノスタルジーと利便性のバランスがちょうどよいところ。レトロゲームを遊ぶだけならいくらでも方法がありますけど、移植版じゃなくて自分の持ってるカセットが生き返るのが楽しいつーか。


 レトロフリークは端子のコネクタがちょっと貧弱なので、カセット挿す前に綿棒と接点復活剤で掃除する必要があります*1。この時間が楽しいんですよ。カセット掃除しながら、「パケ絵はかっこいいけど中身はアレだからなーw」なんて思い出を振り返ってニヤニヤしつつ、実際遊んでみたら記憶以上に酷かったり。


 逆に『フォーメーションZ』の背景のスフィンクスが実はスゲェかわいかったとか新たな発見もあったりして。これはブラウン管で遊んでた頃にはわからなかったことです。レトロフリークって画面調整の項目がやたらと充実してるんですよね。白黒画面のGBソフトを遊ぶときに重宝します。


 そんな風にカセットに「触れて」、「遊んで」することで当時の記憶が蘇ったりするのが楽しい日々ですが、時にはトラウマえぐられたりもします。

 


 でろでろでろでろでろでろでろでろ、でん、ろん。

 

「おきのどくですが――」

「おきのどくですが――

「おきのどくですが――

 

 久しぶりに遊ぶわけですから「ぼうけんのしょ」は当然三つ全部飛びます。わかってたのに心臓止まりそうなダメージ受けますよこれ。

 

 以下現行タイトルと同じくらい遊んだゲームをふたつ。

 

FC 

 

ロードランナー

ロードランナー

 

  

 ファミコン時代のハドソンというと、キャラバンシューティングとか、『ドラえもん』、『忍者ハットリくん』なんかの版権タイトルの印象が強いですよね。んでも僕は当時から『ロードランナー*2や『バイナリィランド』みたいなパズルゲーがこっそり好きでした。

 

 あれから何十年も経ってゲームは進化したけれど、パズルというジャンルは根本的に変わってません。今の携帯機やスマホで遊ばれてる純粋なパズルゲームも、たいていはファミコン時代にも出せたようなシンプルなもの。

 

 というわけで逆もまたしかり。『ロードランナー』は今遊んでも色あせないどころか、エンディング目指して全50面夢中でクリアしました。

 

 いや別にエンディングないんですけどね。記憶の中で『ボンバーマン』のエンディングの逆バージョンがあるような気になってた。

 

 今は続編の『チャンピオンシップロードランナー』遊んでます。当時は1面すらクリアできなかったけど、ひーひー言いながらなんとか11面。まだまだどっぷり楽しめそうです。

 

 

SFC

 

ドラゴンクエスト1・2

ドラゴンクエスト1・2

 

 

 ずいぶん前にスーファミのリメイク版ドラクエIII遊んだらやたらに面白くて。Iのリメイクはどうなのかなーと遊んでみたんですが、きっちり面白かったです。まさかローラ姫以外と「ゆうべはおたのしみ」できちゃうとは。

 

 ちゃらっと数時間でクリアできるので、ファミコン神拳の袋とじを破いてたおっさんたちにはオススメです。

 

 逆にお若い人は相当手こずるんじゃないかなーと。もし詰まったら、グーグル先生じゃなくて手近なおっさんに聞いてみてくださいね。喜々として「たいようのいし」のヒントをくれるはずです。「スゲェ探しまくった!」みたいな記憶のプレイ日記つきで。

 

 まあたいていは捏造記憶ですけどね。*3

 

 

*1:試しに100本ほど読み込ませましたが、全部正常に動作しました

*2:厳密にはブローダーバンド社ですけど

*3:犯人はヤス」に近い、遊んでなくても知っている当時の常識。ゆえに自分で見つけたと記憶違いしやすい、というかしてました

さあゲームの話をしよう

 

  いやだってイクメン日記モテないらしいし……。


 そんなわけでゲームの話ですが、スプラトゥーンでローラーヒャッホイしていたのは九月頃まででした。充電放置中にWiiUパッドの液晶割れちゃったんですよね。犯人はたぶん犬。


 その後はなんとなく修理に出しそびれちゃって、ひたすら積みゲを崩す日々。原稿を書いていると七行おきに、「ゲームしたい……!」と全身が震える病を患っているので、そういう時にちゃちゃっとゲーム成分を補充できるジャンルを多く遊んだ一年でした。

 

アクション

 

 

 僕の知ってるララさんはもっとカクカクした人でしたが、今作では映画版から逆輸入したようなアンジェリーな感じに。過去シリーズとは別物というより、『バイオ3』と『バイオ4』の関係というと伝わる人には伝わるかなーと。

 

 ゲームは前半がサバイバル風味で、後半からいつものトゥームっぽくなります。安定した面白さなのでパッケのララさんが気に入った人にはオススメ。

  

 

閃乱カグラ SHINOVI VERSUS -少女達の証明- (通常版)

閃乱カグラ SHINOVI VERSUS -少女達の証明- (通常版)

 

 

 プロデューサーさんがインタビューで、「昔のゲームは女の子のパッケに騙されることが多かった」というようなことを言っていた記憶があります。確かにFC後期とPS1中期にはビキニアーマー的なパケが多くて、遊んでみると求めているものと違ったということが多々ありました。

 

 その意味ではカグラシリーズに期待を裏切られたことはないなあと。Vitaのスクショ機能はこのためにあったのかもしれない。

 

 

DARK SOULSII(通常版)

DARK SOULSII(通常版)

 

 

 前作が弓とバックスタブの小悪党プレイだったので、今回はハンマー両手持ちで遊んでみました。昔ほど心が折れなくなったのは難易度が低目になったのか、すっかり調教されたのか。序盤のボスに圧倒的な強さでボコられた時、思わず「うふふ」と笑ってしまったのできっと後者です。

 

  

 

 タイトルに「Killer」と入ってるけど『Killer7』じゃなくって『No More Heroes』のノリでした。僕は須田ゲー信者なのでゲラゲラ笑って楽しめましたけど(ムーンウォークとか)、いつも以上に人を選ぶ作品だろうなと。カメラワークで見せるエロティシズムは相変わらず素晴らしい。

 

  

 

「世界観」という言葉は人によって定義がまちまちです。このゲーム、最初の方のミッションでベッドとか椅子とか家具を集めて、下水道のでっかい管の中に家を作るってイベントがあるんですけど、僕は思わず「世界観!」と叫びました。こういうの大好きです。イベントつなぎシーンのバンドデシネも最高。

 

 ゲーム的には操作性はぜんぜん違うけど『NiGHTS』を彷彿とさせる遊び心地でした。大傑作だと思います。

 

 

シューター系

   

 

 L4DはFPSというよりはガンシューの要素が強くて、「ああゾンビ撃ちたい!」欲をすっきりさせてくれるよいゲームだと思います。「久しぶりになんかゲームしたい」って人にオススメするならこれ、的な。

 

 今回は全体的に画面が明るいし、キャンペーンも何をすればいいかわかりやすくてストレスなく遊べます。ただ全力疾走してくるゾンビの大群という恐怖は1の方がくるものがあったなーと。好みですけどね。

 

 

バレットガールズ PlayStation(R)Vita the Best

バレットガールズ PlayStation(R)Vita the Best

 

 

「殺伐としたTPSの世界をお色気はにゃーんに!」と、作り手が掲示しているコンセプトが明確なので、ユーザーがそれを勘違いしなければスゲェいいゲームだと思います。個人的には「ほふく前進」のアクションだけで3000円くらいの価値がありました。

 

 

スポーツ

 

ワールドサッカーウイニングイレブン2012

ワールドサッカーウイニングイレブン2012

 

 

 wikipediaでジェコの記事を読んでシェバの大ファンだったと知りまして。2012くらいのウイイレなら二人ともいるよねと、棚から引っ張りだしてミランでマスターリーグ遊んでました。この頃はまだネイマールも安かったんだなーとしみじみ(結局バルサ化)。

 

 

リッジレーサー7 PLAYSTATION 3 the Best

リッジレーサー7 PLAYSTATION 3 the Best

 

 

 レースゲーも手っ取り早くゲーム成分を補給するのに向いてると思います。遊び続けると手が欲しがってくるんで、スタッフロール以降も延々遊んでました。ビジョンに流れる永瀬さんの演出はもっと出してくれてもいいのよ?

 

 

格ゲ

 

ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ

ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ

 

 

 やっぱり手早く遊べる格ゲは原稿中に重宝します。シナリオもちゃんとペルソナで面白かった。問題があるとすればやたらと肉丼で飯テロされること。

 

 


Skullgirls: Launch Trailer (PEGI)

 

 DLゲーなので公式動画を。和ゲーオマージュも多いし、『ヴァンパイア』シリーズとか好きな人は見ているだけでも楽しめると思います。本国の方でアニメ化してくれないかなーと期待。

 

 

音ゲー

  

シアトリズム ファイナルファンタジー

シアトリズム ファイナルファンタジー

 

 

 まさかロンフォールの森のBGMで音ゲーできる日が来るとは。UIとか全然違うんですけど、『ディシディア』シリーズみたいな「あー、今僕はFFの集大成的ゲームを遊んでるわー」感が楽しい。

 

 遊んでみて思うのは、やっぱ『FF13』好きだなーと。僕はFF1からタイムリーに遊んでる世代ですけど、音楽が記憶から呼び起こしてくれるシーンが過去作と変わらないくらい多いので。

 

  

初音ミク -Project DIVA- 2nd (特典なし)

初音ミク -Project DIVA- 2nd (特典なし)

 

 

 音ゲーって操作感が命といいますか。気持よく遊べてなんぼだと思うので、「相性」の占める割合が大きいジャンルだと思います。なので「好きな曲がたくさん入ってる」よりも、初見でテキトーにぽちぽちしてもクリアできちゃうゲームの方が長い目で見ると楽しめるなーと。

 

 僕は音ゲーマーではありませんが、五鍵ビーマニの時代からゲーセンでちょこちょこ叩いてたクチです。二十年かけてようやく自分と相性ぴったりの音ゲーに巡り会えたことがスゲェ嬉しい。

 

 

そんな感じで

 

 ジャンル的にRPGSRPGは止めどきが難しいというか、ハマったら締め切り守れる自信がないので手を出してません。僕もアレフガルドにしまむら建設したり、2077年のボストンにしまむら建設したりしたいんですけどね。PS4もまだ買ってません。

 

 今世代ハードは違うの買いました(つづく)。

 

 

ご報告

 

 長らく日記も更新せずにすみませんでした。そのことで皆様にご報告があります。

 

 このたび、僕こと鳩見すたは一般女性と入籍……したのは十年前ですし、何も声優さんのブログっぽく書く必要もないんですが、ええと、その、

 

子が生まれまして。

 

 

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 (男の子なのでドラゴンスレイヤーを装備できます)

 

 まさか今さら親になるなんて思ってなかったので、てんやわんやで日記書く暇もありません。いや生まれる前は書けただろって話ですけど、奥さんの妊娠中はハニートラップに気をつけなきゃいけませんしね。僕は気がつくとDMMのサイトに飛ばされてるタイプなので、なるべくネットから遠ざかっていたのですよ。ほら、おかげで時事ネタも微妙に旬を逃してるでしょう?

 

 そんなわけで、絵に描いたような「新米パパ大奮闘」の日々です。

 

 まずうちの子泣きやまない。ミルクも飲んだ。おむつも変えた。それでもギャン泣きとなると、あとは抱っこしてゆらゆらするしかないわけですが、サッカーなら「おまえ何点取ったんだよ」ってくらい一晩中ゆりかごパフォしても、子は月に向かって吠えたまま。ほんと泣きたいのはこっちです(腰いわした)。


 あと家事がマジ激務。ジョウガサキさん(奥さん)がぐったり中なので、炊事洗濯犬の世話と全部僕がやらなきゃいけないわけですが、一応昼間は仕事がありますし、夜は小説書かなきゃいけないしで*1、「ほんと忙しくてゲームする暇もないわー、ソシャゲのスタミナ消化するので精一杯だわー」状態です(ただし2アカ)(結構やってる)。

 

 という感じで相変わらずわたわたしていますが、どうにか左手に赤子抱えて右手一本でキーボード打てるようになったので、またこつこつ日記を書いていきますよー、次はイクメン日記でモテたいよーという下心の報告でした。 

 

*1:もう忘れたと思いますけどラノベ作家です。来月新刊出ます(宣伝)