駅徒歩一分

 

「駅ついた。今家?」

 

「うん」

 

「雨降ってる」

 

「そっすね」

 

「迎えきて」

 

「今ゲ、んこうで忙しいから傘買って」

 

「傘はある」

 

「どういうことさ」

 

「靴濡らしたくないから替え持てってきて」

 

「貴婦人か。嫌だよ」

 

「わたしとスプラトゥーンとどっちが大事?」

 

「理不尽か。イカだよ」

 

「かわいい妻が遠回しにデートに

誘っているのがわからんのかね」

 

「方便すぎる。そんなことより僕のちょう

おもしろい返しをほめるべき」

 

「そんなんだから君はモテないん

だよ。せっかく家近いんだからこ

うやってラインしている間に来て

トントンって肩叩けば女なんてイ

チコロだぜ」

 

 

 

 

 

「あ」

 

 

 

「え……うわ、ほんとに来てた」

 

「このボケつぶしが!」

 

「あはは、ごめん」

 

「このボケつぶしが!」

 

「いやほんとごめん。君、男子力上がったねえ」

 

 


 

 まあ上がったのは奴隷力なんですけどね。

 

ひとつ海のパラスアテナ (3) (電撃文庫)

ひとつ海のパラスアテナ (3) (電撃文庫)

 

 

 そんな感じで鎖の自慢をしながら宣伝を。日記も書かずにスプラトゥーンばっかり遊んでいたら、土曜日にはもうパラスアテナ3巻の発売です。今回は表紙の通り平和な水着回ですよ!(方便)

 

 

 

 そして8/10発売の電撃文庫マガジンVol.45にも短編を書かせていただきました。こっちは過去編の平和なケロケロ回です。

 

  もひとつ。既刊がkindle化されました。

 

 

 

 

 

  

 海のお話なので時分はいい按配じゃないかなと。夏休みの課題図書を読む前の目ならしにぜひぜひ。

 

 以上、もろもろよろしくお願いします。